体のお役立ち

予防医療のススメ。定期的なメンテナンスが大事を回避する?

苦手くん
苦手くん
予防医療ってなんですか?
苦手さん
苦手さん
定期的なメンテナンスってどうするの?

最近、人生100年時代。とか健康寿命を延ばそうとか、そういう言葉をよく聞くようになりましたね。そこのキーワードとして予防医療という考えが必要になってきます。

今日は予防医療の考え方をお話しし、理学療法士的な視点から、定期的なメンテナンスがどう大事なのかをお話しします!

・目次

・予防医療とは?

・ここが出たら要注意。不調になる前の特徴姿勢3選

・特徴姿勢のセルフケアの仕方

この3本立てて話していきます。

・予防医療とは

予防医療とはざっくり言うと、病気やケガにならない体づくりをするという事です。
厚生労働省も令和2年3月26日 第127回社会保障審議会医療保険部会で予防・健康づくりについての資料を作成して以下の内容を説明しています。

人生100年時代の安心の基盤は「健康」である。予防・健康づくりには、①個人の健康を改善することで、個人のQOLを向上し、将来不安を解消する、②健康寿命を延ばし、健康に働く方を増やすことで、社会保障の「担い手」を増やす、③高齢者が重要な地域社会の基盤を支え、健康格差の拡大を防止する、といった多面的な意義が存在している。
~中略~
今後は、国民一人一人がより長く健康に活躍することを応援するため、病気になってからの対応だけでなく、社会全体で予防・健康づくりへの支援を強化する必要がある。

国としては人生100年時代…少子高齢化社会となっていく日本において、一人一人が長い間健康になってもらう事で、長くよい生活を送れる、長く働けるようになる。そうなると個人も社会も幸せになれる。と考えているわけですね。

確かに少数精鋭になっていく中で、病気やケガになってしまうと、その方の仕事の効率が下がるし、長期間の離脱をしてしまうかもしれません。それは確かに痛手になりますよね。

食生活や定期的な運動習慣の啓発なんかも、新聞やテレビでよく見かけるようになっていますね。検診に行こうなんてフレーズもそういう働きかけがあるんだと思います。

 

僕たち理学療法士も、リハビリテーションの考え方から病気やケガの回復や再発予防という事をやってきています。

そこでは、ぎりぎりまで我慢し続けて、もう治らないところが出てから、病院やクリニックに来られる方もいて、正直”もっと早く来てくれたらやれることがあったのにな”と思う事があるんです。

一方で、健康な方にも特徴があるわけです。

ズバリ。

定期的に運動している人、食生活が良い人です。
内臓が元気であり、筋力がしっかりある。そして姿勢が良い事なんです。

逆に言えば、姿勢が悪い方は不調を訴える事が多いですね。実際に姿勢を改善するだけで活気を取り戻す方もたくさんいます。姿勢の改善はすぐできるリフレッシュ方法なのかなと思います。

・ここが出たら要注意。不調になる前の特徴姿勢3選

では姿勢の大事さがわかったところで、押さえておきたい不良姿勢特徴3選をお伝えします。

・首が前に出ている

・肩が内側に巻いている

・骨盤が後ろに下がっている

こんな感じです。※肩はもう少し前に出ているかと。

良い姿勢と比べるとよくわかりますよね。

   

首が前に出て、肩が内側に巻く。そのままだと頭が重いので骨盤が後ろに引けてくる。全て繋がっているという事です。

この状態を放っておくと、頚部痛、腰痛、肩こり、胸が開かないから頭に酸素が行かなくなり、頭がぼーっとしたり常に疲れやすくなります。

でも気付いた方もいるかもしれませんが、この3つはほぼ同じタイミングでなるという事です。一つ治すと関連して他も良くなりやすくなります。

・特徴姿勢のセルフケアの仕方

セルフケアの仕方としては

・巻き肩のリセット

・姿勢改善の運動

の二段階で行います。

巻き肩は指先が固くなっていることから始まっているのでまずは指を押していきます。
場所はツボでいう合谷という場所になります。コリコリしているところを優しく揉み解してください。ほぐれてくると手を反すことが楽にできるようになります。

姿勢改善の運動は脇を締め、手のひらを天井に向けたまま前に出します。
そこから胸を張り、首を引きながら肩甲骨同士をくっつけるように意識しながら、両手を外側に開きます。こうすることで同時に三つの姿勢の解消を促していきます。
10回×3セットを目安に行ってみてください。

 

 

 

横向き

 

 

 

最後に壁に立ち、頭と背中とお尻が同時につけばリセット完了です。すぐにつかなくても何度か行うとできるようになってくると思いますよ。

 

最後に毎日の取り組みで、姿勢は出来上がっています。地道に継続して行うのがコツです。

今日もありがとうございました!